POLITICIAN2の受注は今日の23:59:59まで!Solakzade Original by solakzade

受注は今日の夜、23時59分59秒までで締め切ります。

Solakzade Original POLITICIAN2 Geo-Tortoise

今日も滑り込みのオーダーがきています。

残りあと9時間ほどで受注を終え、1月にはオーダー頂いた分の生産に入ります。

そして今後はこれと全く同じモデルの同じカラーでは決して再生産しません(生産終了)。

Solakzade Originalからこれまでにリリースした全てのアイテムについても同様です。

2016年にリリースした全ての商品は、今日の23:59:59を持って、受注を終了いたします。

*ただし、同じモデルのカラー違いや素材違いは2017年にリリースを予定しています。

カラーが違ったり、素材が違えば、全くの別物に姿を変えてくれ、作っている僕らにも驚きを与えてくれるからです。

過去を超えられるように(すでにかなり高いハードルですが)さらに進化させていきますので

2017年もSolakzade Originalをお楽しみに。

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年末年始の営業について/Business Hours during the New Year's Season by solakzade

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2016年の店舗営業は昨日までで終了させていただいております。 Yesterday was our last business day of 2016.

 

 

[年末年始の休業日]

12/29-1/6までが年末年始のお休みです。

 

12/27:通常営業(15:00-21:00)

12/28:完全予約制

12/29:休み

12/30:休み

12/31:休み

1/1:休み

1/2:休み

1/3:休み

1/4:休み

1/5:休み

1/6:休み

1/7:通常営業(15:00-21:00)

 

 

New Year hours are as follows: We are closed from 12/29 to 1/6.

 

 

新年の営業は、1/7(土)から通常通り15:00-21:00でスタートいたします。

ネットショップの発送業務も1/7以降となりますのでご不便をおかけしますがご了承いただければと思います。

 

ブログ、Instagram、Facebookはちょくちょく更新されると思いますので

お楽しみに!

 

 

 

SOLAKZADE 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-29-4 Goro’s Bldg 1F/B1F 03-3478-3345 info@solakzade.com

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POLITICIAN2の角感と手磨き:Solakzade Original by solakzade

Solakzade Originalから最近リリースされたPOLITICIAN2ですが、

このモデルを作るとき、どんな所に気を遣って製作してるのか作り手の目線で話します。

なんといってもこの「角感」、メガネ作りにおいて「磨き」と「角感」は、そのフレーム製作の全てと言えるくらい重要なものです。

量産のメガネ作りだと、

「ガラ」と呼ばれるチップの入った樽のような機械でフレームをほとんど磨いてしまってから

最後の仕上げだけを手で磨くのが主流です。

このガラのメリットは均一な磨きができること、手間を減らせること。

荒ガラ、中ガラ、仕上げガラなど、それぞれの樽の中に24時間入れます。

しかし、SOLAKZADEではガラは使ってません。外注してガラに出すこともしません。

フレームの「角感」が落ちてしまうからです。

POLITICIAN2は角感をしっかり残すため、一つ一つの磨きを全てガラを使わずに、「手」でやるしかなく、膨大な時間と手間がかかっています。

糸ノコで切り出して、棒ヤスリで削って、紙ヤスリで表面を整えて、バフをかける、、。

他のモデルでもそうなんですが、Solakzade Originalのセルフレームは、磨きは全て「手」でやっています。

電動機がほとんど使われなかった1940-50年代と同じ作り方です。

1940年代のフランスのフレームは角感がしっかりと残っていますよね。

ガラを使わなかったその当時のフランスと同じ作り方なのです。

光沢を出すためにひたすら磨くのですが、磨くときに角を落とさないように常に気をつける。

バフやヤスリは意識しなければ角なんて一瞬で無くなります。一度落ちた角は再生不可能。

光沢を出していきながら、角感をしっかり残すことで、

このGeo Tortoiseカラーの独特の生々しさと、Politician2の圧倒的な存在感が融合するんです。

POLITICIAN2は12/31 23:59:59で受注を終了します by solakzade

12/12(月)から受注を開始したPOLITICIAN2ですが 年内いっぱいでオーダー受付を終了いたします。

その受注分のみを生産し終えたら、今後の生産はいたしません。

 

 

2016/12/31 23:59:59までです。

ネットショップでも受け付けています。

 

 

http://www.solakzade.net/product/1194

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元祖POLITICIANを買ってくださった方にこそ、実物を見て欲しいです。

全く違う次元に突入しましたので。

見た瞬間、触った瞬間に素人目にも分かる明らかな次元の違いがあります。

僕を含めてSOLAKZADE内部の人間たちが一番、興奮しているのがその証。

 

 

 

元祖POLITICIANは、オリジナルヴィンテージへの細部に至るまでの忠実な再現を目指しましたが

POLITICIAN2は、そこからさらに進化させようという意図で完成したものですので、Solakzade Factoryでの実験、研究の結果が反映されています。

 

 

岡本弟と舘野によって蝶番が改善進化されたことで、まず着用感が大幅に向上しています。

そして製造工程の修正により、アセテート部分の圧倒的に生々しい質感の実現ができました。

 

 

Factory内部のことはあまり公開してきませんでしたが、

実験しては失敗し、研究に研究を重ねた2016年、年末が近づいたこの時期に

今年の初めに思い描いていた頭の中の感覚をココまで具現化することができて、本当に嬉しい。。。。!!!!!!

 

 

【元祖ポリティシャンを買ってくださった方へ】

 

真鍮蝶番の改善をさせていただきたく思います。

着用感が大幅に改善します。

通販で買ってくださった方も、送料着払いでお送りいただければ、手直しを加えて2週間ほどで送り直します。

お送りいただく前に事前にその旨を電話かメールでお知らせください。

 

03-3478-3345

info@solakzade.com

 

お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

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7 Days Trunk Show @伊勢丹新宿本館3F: 12/14(wed)-20(tue) by solakzade

昨年に続き、今年の12月も伊勢丹新宿本館3Fでトランクショーを開催させていただくことになりました。  

12/14(水)から1週間です。来週火曜日まで。

ヴィンテージアイウェアの中でもレディースだけで厳選して過去最多の700本!ピックしてご用意しています。

ソラックザーデが過去に開催したトランクショーを振り返ってもこれほどの数を用意したことはなく(過去最高は500本)

このトランクショーでしか見れないスペシャルピースもたくさん用意していますので

女性の皆さんがかなり楽しめる内容になっています!

今回の内装コンセプトは「1950sNY在住のファッションデザイナーの女子の部屋」。

アメリカHeywood Wakefield社の1930sヴィンテージのドレッサーや、

1950sアメリカや1970sイタリアのヴィンテージのランプ。

Solakzade Originalのソファなどを並べています。

タイトル:New Style of Vintage Eyewear by SOLAKZADE

期間:2016年12月14日(水)〜  2016年12月20日(火)

場所:伊勢丹新宿本店本館3F=センターパーク/ザ・ステージ3

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12/15-20の6日間は予約優先とさせていただきます by solakzade

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12/15(木)-20(火)の6日間は、ソラックザーデ原宿店は予約優先とさせていただきます。 この期間に来られる方は、当日でも構いませんので事前に電話でご予約いただければ時間を優先して確保させていただきます。

ご予約されていない方もご来店可能ですが、お待ちいただくこともあるかと思います。

 

電話:03-3478-3345

 

 

12/14(水)-20(火)に伊勢丹新宿にてトランクショーを開催させていただくため、

いつもより少ない人数での運営となりご不便をおかけいたしまして誠に申し訳ございませんが、ご協力のほどよろしくお願い致します。

 

 

 

Only during the term 12/15-20, "Reservations First" at Solakzade Tokyo.

You can make a reservation via email or phone in advance.

 

+81-3-3478-3345

info@solakzade.com

 

You can visit Solakzade without reservation even during this term but you may have to wait to be treated.

Thank you for your cooperation.

彫金について by solakzade

作業場の彫金台。 ここで、Solakzade Originalの金無垢フレームのプロトタイプに彫っています。

染谷の兄貴が自由が丘でやっているフィレンツェの洋彫りを見様見真似で盗みまして、それをここで毎日、黙々と体に叩き込んでってます。

洋彫りは和彫りやトライバルな彫りと異なり、押して彫ります。鏨(たがね)を右手で持ってググッと押し当てて彫っていく彫金技法です。

和彫りは引いて彫ります。鏨を槌で叩き、手前に引き彫っていく彫金技法です。

メガネに彫金をする時、最初まっすぐな輪郭線を両端に2本引いて「レール」を作り、レールの中を規則正しく彫ることで模様となり柄が出来る訳ですが、ルーペや顕微鏡でよく見ると、太い線から急激に細くなって彫ったラインの先が鋭く終わっている「三角の線」があります。

例えるなら書道の払い。

僕が彫金を始める前は、書道の払いのような線は太い線から始めて細い線で終わると思ってました。

実際は逆でした。

鋭い部分からスタートしてます。

ということは、始めは軽くあてる感覚で彫り始め、最後になるにつれて力を入れていく彫りな訳ですが、その時の刃の研ぎがとても大切です。

肉眼で刃先を見ても刃の状態の良さはあまりわかりませんが、顕微鏡で見ると違います。

この違い、分かりますでしょうか?

1枚目は研いだばかりの刃で2枚目は刃先が負けて丸くなってます。

この小さな違いは一見なにも変わらないように見えますが、実際彫ってみると天と地ほどの差があります。

刃先がより鋭利な状態なほど金属を捉え、正確なラインが引け、また彫り跡も美しいです。

丸くなった刃先だと彫り跡がガタガタで金属の上で滑るので自分でも驚くくらい違う方向へ刃先が走ります。

またその金属が14Kなどのように固いと突き抜けることも多くなり、もう片方の抑えてる手にタガネが突き刺さることもしばしば。

料理と一緒で切れない包丁を使うと怪我しますもんね。

慣れてくると刃の研ぎをこまめにやらなくなってしまいがちですが、今日改めて思ったので1彫り1彫り綺麗なラインで鋭い美しさをだせるように、刃の尖り具合を確認しながら明日からまた彫金していきたいと思います。

 

POLITICIAN 2: Solakzade Original by solakzade

POLITICIAN2進化版が完成しました。 これは、本当にヤバいのが出来ちゃいました。

いくつかのディテールを変更し、元祖ポリティシャンの持つ存在感を、

強めるのではなく、深めて高めた、そんな仕上がりに、いま僕らはめちゃくちゃ興奮しています。

そしてこの完成度を「究極」の域に近づけてくれたのが、この生地。

実は今年の8月に鯖江に行って古い蔵を漁っていると、こんな「スペシャル」を見つけてしまったんです。

鼈甲色でありながら、クラシックという以上に、「ゴージャス」を感じさせるゾクゾクするようなドラマチックなカラー。

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ヤバいでしょ。見ている自分の頭なのかお腹なのかをグルグルかき回してくるような。

生々しい、刺激的な質感。

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元祖POLITICIANとの一番の違いは、この極太ストレート仕様の潔いテンプル。

フロントはブリッジを元祖よりも高いポジションに修正。ヨロイ(リベットの横)も50%増しの太さでの仕上げ。

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モデル名: POLITICIAN2

生地:アセテート

カラー:GEO-TORTOISE(ジオトートイズ)

価格: 97,000円(+消費税)

受注開始: 2016年12月12日(月)15:00-

お渡し時期: 2017年1月31日(予定)

一本一本、ソラックザーデの1階で舘野が作りあげています。

このプロトは、弟がテンプルの修正をし、舘野がフロントを微修正して仕上がりました。

僕(兄)の手は加わっておらず、完全に観客として楽しんでいます!

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オーダーは店頭またはお電話で、12/12(月)15:00から承ります。

03-3478-3345

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Girl's Style by SOLAKZADE by solakzade

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(Above)

coat: 1970s Vintage YSL (YVES SAINT-LAURENT)

sunglasses: 1970s Vintage SRO (Style Rite Optics) USA "Sunburst" Shade

rings (right hand): Vintage Tiffany

rings (left hand): Vintage Cartier

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(above)

coat: 1970s Vintage YSL (YVES SAINT-LAURENT)

sunglasses: 1930s French Vintage Round-Cat Shade

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(above)

sunglasses: 1980s Vintage B&L Ray-Ban Shooter Tortuga(トルツガ)

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(above)

jkt: 1950s Vintage H bar C Western Gabardine Jacket

sunglasses: 1980s Vintage Oliver Goldsmith "Ducks"

 

Christmas Present  by solakzade

皆さんこんばんは。MATSUです。 今年も早いものでもう年末ですね。

2016年も残すところあとわずかとなりましたが、その前に聖なる夜が来ますね。

クリスマスというのはキリストの生誕を祝うお祭りです。

日本でクリスマスが本格的に盛り上がりを見せてきたのは1900年頃らしいです。

もうクリスマスは全世界やこの日本でも宗教とか関係なく、

街はイルミネーションに彩られ、ケーキ屋さんはクリスマスケーキが並び、

家族、恋人、お友達と過ごす毎年恒例の大切なイベントです。

もう大切な人へのクリスマスプレゼントは決まりましたか?

小さい頃にサンタクロースからのプレゼントを期待していたあなたはもう大人になって、大切な人に喜んでもらうたった1人のサンタクロース。

SOLAKZADEではあなたの大切な人に贈る素敵なプレゼントを一緒に考えます。

"眼鏡"

"サングラス"

"ジュエリー・リング" など、

プレゼントしたら一生大切にできる宝物級のアイテムが揃っています。

この機会にプレゼントしたら絶対に喜んでもらえるものばかりです。

ヴィンテージ眼鏡やサングラス、アンティークのリングは毎日身につけられて、

1番大切な人に使ってもらえる出番の多いアイテム。

特別感がグッと出るプレゼントになる事は間違いないでしょう。

眼鏡をプレゼントしたい方は相手の"顔写真"を見せてください。

リングをプレゼントしたい方は相手の"指のサイズ"を教えてください。

ぴったりなものが見つかりますよ〜◎

独身の方も1年間の最後の自分へのご褒美にどうですか?

「自分にプレゼントしたい」と言ってもらえれば何か良い事あるかも。

今回は特別にプレゼント・ラッピングもしますよ。

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Super Sonic by solakzade

皆さんこんばんは。MATSUです。 前回から90年代のファッションと音楽について書いてますが続きです。

その前に、ここ最近の映画業界は音楽系の実在したアーティストの半生を描いた作品が立て続けに公開されています。

今こそ、素晴らしかった音楽やルーツを振り返ろうと言わんばかりに連投公開状態。

ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョップリン、ジェームス・ブラウン、N.W.A、シェップ・ゴードン(音楽プロデューサー)、ザ・ビートルズ、チェット・ベイカー、マイルス・デイビス、、などなど

挙げただけでもこれだけの大物アーティストの映画が近年で公開されまくってるんです。(公開終了もあります)

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誰もが知ってる超大物アーティストたちですが、観てみると意外と知られざる内情に度肝抜かれたりします。(その内容は彼らの人生のほんの一部ですが)

みんな華やかで順風満帆な人生だったわけではありません。類い稀なる才能があるからこそ、苦悩と絶望の連続だったのです。才能を喰い物にする音楽業界の実態や、アーティスト自身の苦悩、愛、欲望、人生の側面を描いています。

映画に出てくる音楽もファッションもイケてて、今のアーティストやデザイナーが手がけていてそこも見もの。

ひとつひとつ紹介したいところですが、たくさんあるのでその内容は今後のブログで紹介していきます。

さて、そんな音楽映画ラッシュの中で近日公開予定の映画で、1990年代に一大センセーションを巻き起こしたモンスター・バンド"OASIS"(オアシス)の映画が12/24に公開されます。

1990年代に"ブリッド・ポップ"と呼ばれるイギリスのポップ・カルチャーで、ザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズに続く巨大なロック・バンドが登場しました。

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1991年に弟のリアムのバンド"The Rain"に兄のノエルが加入してバンド名を"OASIS"に改名

1993年にレコード・レーベルと契約して、1994年にデビューアルバム「OASIS -Definitely Maybe-」をリリース。名盤です。(個人的には2ndアルバム"Morning glory"が好き)

それから1996年"ネブワース・ライブ"の2日間で25万人を動員したという伝説のライブまで、バンドが巨大な成功を収めるまでの3年間の軌跡を描いた映画です。

ザ・ビートルズの再来とまで言われ、90年代に数多くのバンドがいる中で彼らの存在は巨大でした。

1994年のデビュー・シングル"Super Sonic"↓

彼らのファッションやアイウェアにも注目できます。

弟のリアムはメタルのラウンドを好み、発色の良い目の透けたカラー・レンズを好んでいます。メタルのオクタゴンも着けたり、かなりの眼鏡好きなのがうかがえます。

ギャラガー兄弟はビートルズ、とくにジョン・レノンからの影響が強い。弟のリアムは雑誌のインタビューで、

「俺はジョンの生まれ変わりだと思ってるって話が広まってるけど、俺さ、幽体離脱ってのに2回ぐらい遭ったことがあるんだよ。振り返ったらベッドに俺が寝てるわけよ!あれ?と思ったらベッドの身体に戻ってた。そんとき何かの気配を感じたわけよ。それがジョンだった」

と、わけの分からん事を言うくらいジョン・レノンを敬愛しています。笑

兄ノエルは弟のスタイルとはちょっと違って、スクエア型(四角)のサングラスを好んで着けています。

彼もビートルズに大きな影響受けて、ジョージ・ハリソンの様なリード・ギターを担当して、オアシスのほとんどの楽曲を作曲しています。ジョージ・ハリソンとポール・マッカートニーを足して二で割った様な存在なのが、この兄のノエルです。

↑George Harrison

1990年初めに突如と現れたオアシスは、デビュー・アルバムがイギリスで初登場1位。2009年の解散するまで、全世界でのCDトータルセールスは7000万枚を超えました。

ロック・スターになっても、庶民の労働者階級の様なジャージにウィンドブレーカーのパーカー、"アディダス"のスニーカーというスタイルを貫き、そのスポーティでちょっとこダサいのが90年代のスタイル。

まだ流行の盛り上がりを見せている90年代の音楽やファッションはこれからどう進んでいくのか。流行が繰り返されて陳腐化が早いこの時代に何が残っていくのか。

これから始まるこんな音楽映画たちを観て、今一度その時代のエモーショナルでセンセーショナルな部分を振り返って感じてみる時なのかもしれない。

それではまた次回お会いしましょう。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。

Never Mind  by solakzade

皆さんこんばんは。ファッション通信のMATSUです。 近年は"80年、90年代"のファッションがリバイバルされて流行しているらしいですが、僕にとって特に90年代は"10代"という青春時代に生きてきたので懐かしさを感じます。

多感で思春期な時期だったからファッションも音楽も夢中で追いかけてたのを覚えてます。

世の中の流行は15年〜20年周期で戻ってくると言われていますが、確かにそうですね。

90年代で思い出すキーワードと言えば...

"ジュリアナお立ち台・ボディコン・ギャル"

"バブル景気の終了"

"Jリーグ開幕"

"ナイキ・エアマックス・ブーム"

"ポケベル"

"女子高生コギャル・ブーム"

"渋谷系・ブーム"

"裏原系・ブーム"

"スケーター・ブーム"

"地下鉄サリン事件"

などなど...

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まだまだいっぱい思い出せるけど、懐かしいわーって思ういろんなキーワードが浮かびます。

90年代は携帯電話やインターネットの普及によって現代は情報化社会になり、情報の伝達はスピードを上げていきました。

情報の量が増え伝達がスピードを上げ、流行の流れも速くなってしまい"流行りモノ"がすぐに陳腐化しているのが現状です。ファッションも音楽も...

毎号出るのが楽しみで愛読して好きだった雑誌もインターネットの普及に伴い次々と廃刊になって、読む楽しみが減ってしまい悲しかったです。

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90年代の10代だった頃はこんな雑誌が本屋に並び、ギターとバンドに明け暮れて、レコード掘って、スケボー乗って、ファッションやストリート・カルチャーを学びまくって、 渋谷系男子みたいな事を田舎で追いかけていたのを覚えてます。笑

インターネットの普及によって人々の個人の自由と民主主義が拡大して豊かになったと言われていますが、その反面デメリットも多く抱えています。

"監視社会化"の進行で個人情報が国や企業に収集され管理されてしまい、個人の生活やプライバシーが把握・監視されてしまっている世の中になってしまいました。

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9・11のテロ以降は犯罪の抑止のために"情報監視体制"が強化され、監視のテクノロジーが進化すればするほど個人のプライバシーの保護の問題も出てきて、ニュースで情報漏洩の問題がよく取り上げられていたのを覚えています。

さて...本題に戻って、90年代のファッションはその時代に盛り上がっていた新世代の音楽系アーティストによってファッションの流行りが形成されていたように感じます。その頃のアーティストがかけていたアイウェアにも注目できます。

"ヒップホップ"

"グランジ・ロック"

"ブリッド・ポップ"

"ミクスチャー・ロック"

"ハード・コア"

"渋谷系ミュージック"

などが90年代は盛り上がっていましたね。あ、小室ファミリーも。笑

"ヒップホップ"からはキャップに腰パンでラージ・サイズのダボダボ・スタイルのいわゆる"B-BOY系"が流行。

日本でもブッダ・ブランド、スチャダラパー、EASTEND × YURI(DA・YO・NE)などが一世風靡して、B-BOYスタイルが浸透していきました。

海外のヒップホップでは2pacやThe Notorious B.I.G(ビギー)などが"西と東"の抗争が話題になり、お互い射殺されるという90年代ヒップホップ界最大の悲劇もありました。(カラー・ギャングと呼ばれるいわゆる日本で言う"チーマー"の発祥もここからと言われている)

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2pacのお気に入りはGaultier(ゴルチェ)のサングラス。

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ビギーのお気に入りはVERSACE(ベルサーチ)のサングラス。

グランジ・ロックからはやはり"NIRVANA"(ニルヴァーナ)のカート・コバーンのスタイルで"グランジ・ファッション"も流行。(本当はオルタナティブ・ロックの呼び名が正しい)

"グランジ"とはその呼び名の通り"汚らしい"を意味し、見た目やファッションから取った呼び名でもあります。

金髪の長髪、ヨレヨレのネルシャツやニットにボロボロのダメージ・ジーンズ、そこに履き潰したコンバースのスニーカーは新世代のロック・キッズの象徴的スタイルになりました。(僕も中学生時代はグランジ・スタイルでした笑)

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90年代にこの"オルタナティブ・ロック"が盛り上がりを見せた背景には、"サイケデリック・ブーム"だった70年代が終わってしまい、1980年代は都会的で娯楽性の高い"売れ線狙い"の商業的な大人なロック・サウンドがヒット・チャートを埋め尽くしていた事が原因にあります。

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そこに反発して耳を傾けない熱心なロック・キッズ達が家のガレージで音作りをして、アンダーグラウンド・シーンでオルタナティブ・ロックを演じ、ついにR.E.M、SONIC YOUTH、Red Hot Chili Peppersなどのオルタナ代表格バンドがメジャーへとのし上がったわけです。

そんな中で一気にスターダムにのし上がってきたのが、歴史的名盤アルバム「Never Mind」をひっさげてアメリカ・シアトルから登場したこのニルヴァーナなんです。

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このアルバムを最初に聴いた時は衝撃を受けたのを覚えています。

PVはこちら↓

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トレード・マークでもあるこのサングラスがめちゃくちゃカッコいい。

"オルタナティブ・ロック"はノイジーで前衛性もあり、破滅的で気だるいフォーク・ロックやサイケデリックな要素もあるので、60年代〜70年代の音楽から強い影響を受けている事が分かります。

流行りが"15年〜20年で繰り返される"というのが納得できますよね。

そうそう、補足ですが、近年はレコードのブームも再来しており、渋谷、新宿方面も新しいレコード専門店が開店してきています。そんな中で、90年代のレコードがめちゃくちゃ高騰しているんです!

なんと、このニルヴァーナのNEVER MINDのオリジナル盤だったら2万前後の値打ちが付いています。その他90年代のアーティストも数万はくだらない値が付けられています。

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90年代の主流はCDに移行している時代なので、逆にレコード盤でプレスされた枚数は少なく"希少性"があるのと、近年の90年代の人気の再来が原因となっています。

音楽のみならず、近年はこの回で紹介した90年代のヒップホップとグランジ・ロックのファッションがまたリバイバルされてきています。

しかし...90年代の勢いはこれだけではなく、まだ他にも流行っている裏付けの証拠があります。

次回は90年代の渋谷系、ブリッド・ポップ、ハード・コアについて迫りたいと思います。

それでは、次回をお楽しみに。

SOLAKZADE

MATSU